競馬の借金はどう解決すればいい?借金を減額する方法を解説
- 更新日: 2024年05月21日
「競馬で作った借金を解決したい」
「競馬の借金を減らす方法が知りたい」
このページでは、こういったお悩みについて解消していきます。
競馬は、勝てば掛け金が何倍にも増える可能性がありますが、勝つまで借金を続けていれば、さまざまなものを失うリスクがあります。
そうならないためにも、競馬による借金を増やさない方法、そして借金を解決する方法を見ていきましょう。
競馬で借金が増え続ける理由
そもそも、競馬による借金が増え続けるのはなぜでしょうか。
借金があるのに競馬を続ける理由としては、以下が考えられます。
- 勝てば返せると考えている
- 高額な払い戻しで一発逆転できる
- 勝ったときの興奮やスリルが忘れられない
競馬は、オッズによっては1億円を越えるようなお金が手に入ることもあります。
そのため「いくら借りても返せる」、「このレースは自信あるから大丈夫」と考えて、借金を重ねてしまいがちです。
また、賭けたお金が何倍にも増えるのか、それとも1円も戻ってこないのか、という興奮やスリルを味わえるため、ストレス発散につながっている人もいるでしょう。
競馬で借金が増え続けるとどんなリスクがある?
競馬によって借金が増えていく状況がよくないのは、このページを見ている方なら十分に理解しているかと思います。
しかし、具体的にどんなリスクがあるのかご存じでしょうか?
競馬によって借金が増えていくと、どんな悪影響が出るのか見ていきましょう。
競馬ができなくなる
競馬による借金が増え続けると、競馬自体ができなくなります。
というのも、個人が年収の3分の1以上の金額を借入できないように法律で定められており、やがてどこのカード会社からも借りられなくなるためです。
カード会社ではなく、知人や親族から借りることもできますが、いずれ限界がくるでしょう。
かといってヤミ金などに手を出せば、高額な金利を取られて、やはり競馬どころではなくなってしまいます。
信用情報に傷がつく
競馬の借金を滞納し続けると、信用情報機関に事故情報として登録されます(いわゆるブラックリストに載る)。
カード会社などは、その信用情報をもとに審査を行うため、もし事故情報が載っていると新しくクレジットカードを作成したりローンを組んだりすることが難しくなります。
また滞納の事故情報は、およそ5年間登録されます。何十年も借入などができなくなるわけではありませんが、ギャンブル以外ですぐにお金が必要になったとき(たとえば高額な医療費など)、用意できずに困る可能性もあります。
家族との関係が悪くなる
借金の滞納を続けば、債権者による取立てや督促が始まったり、給料を差し押さえられたりします。
すると、家族の生活にも大きな影響が出ることは間違いありません。
そのような状況になっても、「次のレースで勝てば…」などと考えていれば、家族はどう思うでしょうか。
配偶者と口論になったり、お子さんからの信用を失ったり、家族の心は離れていくでしょう。
職場に借金のことがバレる
借金が返済できず給与を差し押さえられると、差押えに関する書類が裁判所から職場に送られます。すると、当然職場には借金のことがバレてしまいます。
もちろん、それだけで解雇されることは通常ありませんが、上司などからは詳しい事情を聞かれるはずです。また噂が広まって、同僚たちに知られる可能性もあるでしょう。
職場の人間関係が悪化すれば、仕事に悪影響が出るでしょうし、居づらくなって自ら退職することになるかもしれません。
競馬の借金を増やさない方法
競馬によって借金が増えていくと、さまざまな面で悪影響が出ます。
では、競馬による借金をこれ以上増やさないためにはどうすればよいのでしょうか。
使っていい金額を決めて遊ぶ
「借金を増やしたくないなら、競馬をやめれば?」という意見があるかもしれません。
もちろんできるに越したことはありませんが、今まで競馬を続けてきた方からすれば、すぐにやめるのは難しいかもしれません。
そこで、まずは競馬に使っていい金額を決めます。現状の収入や生活費から、競馬に使えるお金がどれくらいあるのか計算してみるのです。
金額が決まったら、その金額の範囲で遊ぶようにします。少額で競馬をすることに慣れることができれば、借金が増えることもなくなるでしょう。
借入できない状況を作る
簡単に借入できない状況を作る方法もあります。
たとえば、クレジットカードのキャッシング枠は、思い切ってゼロにしましょう。カード会社に連絡すれば、すぐに手続できるはずです。
また最近では、カード会社のアプリを使って、スマホだけで借入ができるため、借入機能のあるアプリも削除しましょう。
競馬と距離を置く
どれだけ対策をしても、競馬による借金を続けてしまう方は、しばらく競馬と距離を置くしかありません。
競馬場に足を運んだり、レース情報を見たりすれば、競馬をしたくなるのは当然です。
そのため、「レースの開催日には家族や友人との予定を入れる」、「競馬以外に没頭できる趣味を見つける」などの方法で競馬に関わる時間を減らしてみましょう。
ただし「一生競馬をしない」などと考えると気が重くなるでしょうから、「1年間だけ」など期間を決めて始めるのがおすすめです。その間に別の趣味や楽しみが見つかれば、無理なく競馬と距離を置けて、借金が増えなくなるでしょう。
競馬による借金問題を解決する方法
「競馬で作った借金を何とかしたい」
このように考える方がたくさんいらっしゃると思います。
以下で、リスクの少ない方法で競馬の借金を解決する方法を解説します。
支出を減らす
毎月の支出を減らすことができれば、借金を返済するだけのお金が用意できます。
通信費や保険料など、必要以上に支払っているものはありませんか?
たとえば、「月々のスマホ代を見直す」、「外食は月1回までにする」など、普段の生活を見直すことで、節約できるポイントが見つかるはずです。
副業などで収入を増やす
給与収入だけでは、返済資金が用意できない状況なら、副業などで収入を増やしましょう。
特別なスキルや経験がなくてもできる副業はたくさんあります。インターネットなどを使って調べてみましょう。
ただし、会社によっては副業を認めていない場合がありますので、事前に必ず確認をしてください。
債務整理をする
家計や収入の見直しではなく、借金自体を減らすなら「債務整理」をしましょう。
債務整理とは、法律に基づいて借金を減らしたり、支払いに猶予を持たせたりする手続のことです。
「競馬ってギャンブルなのに、それでも減らせるの?」と思われるかもしれませんが、手続次第では、ほかの借金と同様に減らせます。
債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3つの手続があるため、以下でそれぞれご紹介します。
任意整理
任意整理とは、カード会社と将来利息のカットや分割払いについて交渉を行い、生活に支障のない範囲で返済できるようにする手続です。
また過去の借入状況次第では、利息を支払いすぎていることを主張して借金を減額できたり、過払い金を請求できたりします。
特に「2010年6月17日以前に借入を開始した」という方は、利息の支払いすぎによって借金の元本が減る可能性があります。
任意整理については以下のページで詳しく解説しています。
個人再生
個人再生は、借金が返済できないおそれがあることを裁判所に認めてもらい、住宅などの財産を維持したまま(※)、大幅に減額された借金を3年(原則)から5年で返済していく手続です。
借金の金額が大きく、すべて返済することは難しいけど、処分されたくない高価な財産(主に住宅)を所有したり、自己破産をすると職業を継続できなくなったりする場合は、個人再生が適しています。
※住宅を維持するためには、住宅ローン以外の抵当権が設定されていないなどの条件があります。
個人再生については以下のページで詳しく解説しています。
自己破産
自己破産とは、財産がないために支払いができないことを裁判所に認めてもらうことにより、借金の支払義務を免除してもらう手続です。
住宅や車など、高価な財産が処分される可能性がありますが、借金がゼロになることで、その後の返済もなくなります。
競馬などのギャンブルは、裁判所から借金がゼロになる許可が下りない場合もありますが、状況次第では許可される場合もあります。
ただし一般の方では、許可が下りるかどうかの判断が難しいため、弁護士に相談したほうが確実でしょう。
自己破産については以下のページで詳しく解説しています。
競馬の借金は債務整理で減らすべき
競馬で作った借金を競馬で返せる人は、ほんの一握りに過ぎません。
借金を作ってしまった方ならご存じのとおり、競馬とは自分の思ったように勝つのが難しいものなのです。
それよりも、債務整理を行ったほうが、借金を減らす方法としてはるかに合理的です。
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監修者情報
- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 早稲田大学法学部,首都大学東京法科大学院
困りごとが起きた時,ひとりで考え込むだけでは,どうしても気持ちが暗い方向に向かいがちで,よい解決策も思い浮かばないものです。そのようなときは,ひとりで抱え込まないで,まず専門家に相談することが,解決への近道ではないでしょうか。どのようなことでも結構ですので,思い悩まずにご相談ください。依頼者の方々が相談後に肩の荷を降ろして,すっきりとした気持ちで事務所を後にできるよう,誠心誠意力を尽くします。