金利による返済額の違いについて
金利は、金融機関とその借入額・借入期間によって異なります。近年、貸金業法の改正により貸金業者は金利を20%以下に設定していますが、それでも大きな幅はあります。返済金額を考える際、借入金額に対し、上乗せされた金利を踏まえていかなくてはいけません。ここで、50万円を借り入れた場合の返済を、金利を上乗せしてシミュレーションしていきましょう。
金利 | 利息 | 返済合計金額 |
---|---|---|
7% | 55,770円 | 555,770円 |
10% | 80,404円 | 580,404円 |
13% | 103,733円 | 603,733円 |
15% | 120,605円 | 620,605円 |
18% | 147,073円 | 647,073円 |
20% | 164,855円 | 664,855円 |
50万円の場合、利息制限法の上限では「18%」となるので、50万円の借り入れに対し、約14万8千円の利息がつきます。50万円の元金に対する利息は月々7,500円となるので、返済額が月7,500円以下では、元本である50万円は一切減らずに利息のみを延々と支払い続けることになります。50万円を借り入れた場合、あなたは毎月いくらの返済が可能ですか?5万円であれば11ヵ月で返済完了ですが、1万円であれば7年10ヵ月(94回)支払い続けなければなりません。 このように、金利によって返済額や返済年数が大きく変わってきます。
金利はしっかりチェックしましょう。
このページの監修弁護士
早稲田大学、及び首都大学東京法科大学院(現在名:東京都立大学法科大学院)卒。2010年弁護士登録。2012年より新宿支店長、2016年より債務整理部門の統括者も兼務。分野を問わない幅広い法的対応能力を持ち、新聞社系週刊誌での法律問題インタビューなど、メディア関係の仕事も手掛ける。第一東京弁護士会所属。