セゾンカードの支払いが遅れるとどうなる?滞納時の対処法も解説
- 更新日: 2024年05月14日
もうすぐセゾンカードの引き落とし日なのに「残高不足で支払えない。支払いが遅れるとどうなるんだろう…」とお悩みの方。
支払いが遅れると一時的にカードが使えなくなるものの、解決方法はあります。気をつけたいのは、「そのまま何もしないでいる」ことです。
本ページでは、セゾンカードの支払いが遅れた場合のリスクと対処法について見ていきます。また、どうしても支払いが難しい方の現状を変える方法も合わせて解説します。
セゾンカードの支払い遅れの直後に起こること
セゾンカードの支払いを口座振替にしている場合、毎月4日に引き落としが行われます(4日が土日祝の場合は翌営業日)。
もし、残高不足で引き落としができず支払いが遅れた場合、次のようなことが起こります。
支払い完了までセゾンカードが使えなくなる
支払いが完了するまでセゾンカードの利用がストップします。「カードが使えない、おかしいなと思って調べたら、実は支払いができていなかった」という経験がある方もいらっしゃると思います。
ちなみに、利用がストップされると、セゾンカードで支払っている光熱費や携帯料金などの支払いも遅れてしまうことになりますので、注意が必要です。
遅延損害金が発生する
支払いが遅れた場合、支払い日の翌日から支払い完了日までの日数分の遅延損害金が発生します。
セゾンカードの遅延損害金の金利は下記です(2023年1月現在)。
ショッピングで利用した分:年率14.6%
キャッシングで利用した分:年率20%
遅延損害金は支払いが完了するまで毎日発生し続けるため、放っておくとどんどん膨らんでいってしまうことを忘れないでください。
「お支払のご案内」が届く
支払い日に引き落としができなかった場合には、1週間~10日以内にセゾンカードから「お支払のご案内」(ハガキ)が送付されます。いわゆる督促(とくそく)です。
これには、引き落としではなく銀行振込など別の方法で支払うように、といった支払い方法についても記載されています。
セゾンカードの支払い遅れからしばらくして起こること
会員資格を失う
「お支払のご案内」を受け取ったあとも、カード会社に連絡するなどの対応をせずに放っておいた場合、セゾンカードの会員資格を失ってしまいます(強制解約)。会員資格を失うと、一時的な利用停止とは違い、そのセゾンカードは使えなくなります。
一括請求される
督促後も滞納を続けていると、利用金額を一括請求されることがあります。また、それまで分割払いやリボ払いで支払ってきた利用金額についても一括払いが必要です。
分割払いやリボ払いは、支払者の信用をもとに、本来一括で支払うべき金額について取決めをし、少しずつ支払っていく方法です。支払いが遅れれば信用を失い、分割で支払う権利も失ってしまうのです。
いわゆるブラックリストに載る
「支払いが遅れた」という事故情報が信用情報(いわゆるブラックリスト)に登録されてしまいます。事故情報が登録されている間は、下記のようなデメリットが発生します。
なお、滞納による強制解約でクレジットカードの会員資格を失った場合、信用情報への登録が消えたあとも会員資格の復活は難しいため、注意が必要です。
裁判や差押えが行われる
督促や一括請求を無視した場合、セゾンカードが裁判を起こす可能性があります。借金の支払いを命じる判決が出ると、セゾンカードに給与や預金などの財産を差し押さえられてしまいます。
なお、給与を差押えが行われると、勤務先に裁判所からの差押え通知が送られて、勤務先に借金の滞納を知られてしまう可能性があります。
セゾンカードの支払いが遅れたときの対処法
セゾンカードは、支払日に口座引き落としができなかった場合の再度引き落としを行っていません。そのため、下記の3つの方法のいずれかで支払う必要があります。
なお、どの支払方法においても、事前にNetアンサーへの登録が必要です(登録無料)。
コンビニ入金による支払い
スマートフォンで支払用バーコードを発行のうえ、コンビニで支払います。
- 利用可能期間:引き落とし月当月13日まで
- 返済金額30万円までが上限
- コンビニ支払手数料は振込者負担
Net入金(Pay-easy)による支払い
Netアンサー(インターネット)で支払います。
- 利用可能期間:引き落とし月当月の14日(受付時間 6:00~22:30)まで
- 利用可能な方:対象金融機関のインターネットバンキング・モバイルバンキングを契約済の方
- 振込手数料無料
銀行振込による支払い
セゾンカードが指定する口座へ振込みます。振込先の口座はセゾンカードから送られてくる「お支払いのご案内」のハガキで確認できます。
- 利用可能期間:引き落とし月当月末日(受付時間 平日15:00)まで
- 振込可能な金額:当月の請求金額のみ
- 振込手数料は振込者負担
返済が厳しいなら早めに弁護士にご相談を
このページをご覧になっている方のなかには、「そもそも返済に回せるお金がない」という方もいらっしゃるでしょう。
上記でもご説明したとおり、滞納を続けた場合にはさまざまな問題が発生するリスクがあります。
ですから、さらに深刻な事態にならないよう、早急に弁護士に相談することをおすすめします。借金問題に詳しい弁護士であれば、今の状況を改善できる「債務整理」について的確なアドバイスをもらえるはずです。
債務整理とは?
債務整理とは、借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることによって、毎月の返済を楽にするための手続です。
手続には、任意整理、個人再生、自己破産の3種類がありますが、どの方法が最適かはそれぞれの事情や状況によって異なります。
債務整理の手続の種類 | 手続の詳細 |
---|---|
任意整理 | 遅延損害金をカットしたり、長期分割払いの交渉をカード会社等と行ったりすることで、手続前に比べて返済総額が減額される |
個人再生 | 借金が返済できないおそれがあることを裁判所に認めてもらい、借金を減額してもらうことで返済を楽にする |
自己破産 | 借金が返済できないことを裁判所に認めてもらうことで、原則借金がゼロになる |
債務整理ならアディーレ法律事務所へ
近日中に迫ったセゾンカードの支払いに遅れそうでお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
もし手元にお金がなくて支払えないというのであれば、早急に債務整理を検討されてはいかがでしょうか。
そのまま滞納を続けていると、債務整理でも解決が難しくなる可能性があります。この機会にぜひ、借金問題を根本から解決されることをおすすめします。
アディーレなら債務整理に関するご相談が何度でも無料です。さらに状況がひどくなる前にご相談ください。弁護士が解決に向け親身にサポートします。
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【通話料無料】朝9時~夜10時 土日祝日も繋がります
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監修者情報
- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 早稲田大学法学部,首都大学東京法科大学院
困りごとが起きた時,ひとりで考え込むだけでは,どうしても気持ちが暗い方向に向かいがちで,よい解決策も思い浮かばないものです。そのようなときは,ひとりで抱え込まないで,まず専門家に相談することが,解決への近道ではないでしょうか。どのようなことでも結構ですので,思い悩まずにご相談ください。依頼者の方々が相談後に肩の荷を降ろして,すっきりとした気持ちで事務所を後にできるよう,誠心誠意力を尽くします。